当社は、2024年10月1日に本社を東京都中央区から宮城県仙台市青葉区へ移転いたしましたが、2024年10月10日に仙台市役所にて公式に立地表明式が執り行われました。当日は、取締役会長宮田並びに代表取締役社長古田が仙台市役所を訪問し、郡和子仙台市長に対して立地表明書を提出し、本社移転の目的などを説明させていただきました。本社の移転先(宮城県仙台市青葉区星陵町2-1)は東北大学病院や東北大学院医学系研究科などが集積する東北大学星陵キャンパス内でもあり、東北大学理事・副学長(医療・共創戦略)の張替秀郎教授も同席されました。
当社は、2021年9月に東京証券取引所、当時のマザース市場(現グロース市場)に上場しました。多くの疾患領域に対する最先端の科学技術成果の活用の「場」、医師や研究者とのFace to Faceの交流の「場」、行政や医療産業企業とのオープンイノベーションの「場」が必要であると考え、上場後の2022年1月に東北大学院医学系研究科の敷地内に当社の研究ラボであるTREx(Tohoku University x Renascience)を開設しました。TRExは2021年4月に締結された「仙台市と東北大学との地域経済発展に関する協定」に基づく拠点立地の第一号案件です。実際に稼働して2年半ほど経過しましたが、その間に研究シーズの開発段階は確実に高まり、新規シーズも増えつつあります。医師主導治験数も着実に増え、現在では年間10件程度が稼働しています。
当社は、これまで東京の日本橋本町に本社を置いていましたが、当社のような研究開発型バイオベンチャーはむしろ大学など研究機関や医療機関の充溢した地域の方が地の利を生かせるために、東北大学病院、東北大学院医学系研究科のある東北大学星陵キャンパスに研究施設さらには本社を移した次第です。
東北大学病院との連携により医師主導治験の加速、大学院医学系研究科など研究機関との連携によるシーズ開発・探索など研究活動も大きく展開できています。また、大学からの研究人材をはじめ社員も多く雇用することができました。現在、国内スタートアップでもまだ数が少ない未承認医薬品の第三相医師主導治験も2件有しています(慢性骨髄性白血病、悪性黒色腫)。また、悪性黒色腫治療の医薬品は、2024年8月に厚生労働省から希少疾患医薬品指定も受けました。これらは仙台に研究の拠点を構えた大きな成果と思います。本社移転を契機に、さらに研究・事業開発を加速させたいと思います。
【記事リンク】株式会社レナサイエンスが本社移転立地表明式を行いました
株式会社レナサイエンス概要
本社所在地:〒980-8575 宮城県仙台市青葉区星陵町2-1医学部6号館202
電 話: 022-727-5070(代)
代 表 者: 代表取締役社長 古田 圭佑
株 式: 東京証券取引所 (証券コード:4889)
創 立: 2000年2月15日
資 本 金: 1,036,808千円
従 業 員 数: 15名(役員・臨時従業員等を含む)
事 業 内 容: 医薬品等・医療機器・人工知能(AI)を活用したプログラム医療機器等の開発等
U R L: https://www.renascience.co.jp/